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「高橋由一、豆腐」(美の巨人たち/TV東京)
2008年6月14日に放映された「高橋由一、豆腐」(美の巨人たち/TV東京)について。 1879年(明治12)、香川県琴平町の金刀比羅宮本宮境内において琴平山博覧会が開催され、26万人の観衆が集った。そこに37枚の油絵を出品した男がいる。日本最初の油絵画家、高橋由一だ。出展作のうちの1枚が「豆腐」である。だが、なぜ彼は豆腐≠描いたのであろうか―― ...続きを見る |
2008/12/21 23:50 |
「岡本帰一、コドモノクニ」(美の巨人たち/TV東京)
2008年5月31日に放映された「岡本帰一、コドモノクニ」(美の巨人たち/TV東京)について。児童冊子である。 岡本帰一(きいち:本来は歸一と書く)は大正から昭和にかけて子供達に絶大な人気を誇った童画家であり、彼の絵に魅かれて多くの芸術家も世に出る。だが帰一本人には、子供相手の画家になる気など更々無かった―― ...続きを見る |
2008/12/20 23:50 |
「フィンセント・ファン・ゴッホ、古靴」(美の巨人たち/TV東京)
2008年5月24日に放映された「フィンセント・ファン・ゴッホ、古靴」(美の巨人たち/TV東京)について。 1852年3月30日、オランダ南西部の田園地帯にある小さな田舎町、フロート・ズンデルトの教会の牧師夫妻の下に男の子が生まれた。名はフィンセント・ファン・ゴッホ。でも、彼はその日に亡くなってしまう。夫妻は翌年の同月同日に再び男の子を授かると、その子にもフィンセントと名付けた。そう、ゴッホには同姓同名同誕生日の兄がいたのだ―― ...続きを見る |
2008/12/19 23:50 |
「与謝蕪村、銀地山水図屏風」(美の巨人たち/TV東京)
2008年5月17日に放映された「与謝蕪村、銀地山水図屏風」(美の巨人たち/TV東京)について。 与謝蕪村は松尾芭蕉の死から20年後の1716年(享保元年)に、摂津国東成都毛馬村(現大阪市都島区毛馬町)の堤防近辺で生まれた。私生児であり、生い立ちを語ることを良しとせず、父、母、家柄等については殆ど分かっていない。後に毛馬を離れると、一度も帰郷することは無かった。 ...続きを見る |
2008/12/18 23:50 |
「アルフレッド・シスレー、ポール・マルリ 洪水と小舟」(美の巨人たち/TV東京)
2008年5月10日に放映された「アルフレッド・シスレー、ポール・マルリ 洪水と小舟」(美の巨人たち/TV東京)について。 パリから車で1時間、セーヌ川のほとりにポール・マルリという小さな町がある。ポール(港)という名の通り、ここはセーヌの船着場である。130年近く前、そこに建つ一軒のカフェ、ル・ブラッザを舞台にして一人の男がある絵を描いていた。 ...続きを見る |
2008/12/17 23:50 |
「小林古径、清姫―日高川」(美の巨人たち/TV東京)
2008年5月3日に放映された「小林古径、清姫―日高川」(美の巨人たち/TV東京)について。 小林古径の故郷、新潟県上越市の小林古径記念美術館には、東京から移築された家と、復元された二十五畳の画室が存在する。昭和26年、東京の画室で彼は写真家の土門拳と対峙した。撮影時間の1時間の間に古径が発した言葉は「どこで撮りますか」という一言だけだった。そして撮られた一枚には、所在無さ気な男が正座し、きつく口を結ぶ姿が捉えられている。古径は修行僧のように寡黙な画家だった。 ...続きを見る |
2008/12/16 23:50 |
「石田徹也、飛べなくなった人」(美の巨人たち/TV東京)
2008年4月26日に放映された「石田徹也、飛べなくなった人」(美の巨人たち/TV東京)について。 1973年、石田徹也は四人兄弟の末っ子として静岡県焼津市に生まれた。甘えん坊で感受性の強い子供だったという。絵を描くことが大好きで、紙を見れば答案用紙の裏にまで描いた。そんな石田は絵のてっちゃん≠ニ仇名されていた。小学5年生の時、人権マンガの公募で最優秀賞を受賞。1992年、18歳になった石田は武蔵野美術大学造形学部に入学する。 ...続きを見る |
2008/12/15 23:50 |
「クロード=ニコラ・ルドゥー、アルケ=スナンの王立製塩所」(美の巨人たち/TV東京)
2008年4月19日に放映された「クロード=ニコラ・ルドゥー、アルケ=スナンの王立製塩所」(美の巨人たち/TV東京)について。 フランス東部、スイスとの国境に面したフランシュコンテ地方にアルケ=スナンという小さな村がある。長閑な田園地方にある建造物が世界遺産に登録されたのは1982年のこと。それは世界初の産業計画都市であり、一人の建築家が描き上げたユートピアだった―― ...続きを見る |
2008/12/14 23:50 |
「東山魁夷、残照」(美の巨人たち/TV東京)
2008年4月12日に放映された「東山魁夷、残照」(美の巨人たち/TV東京)について。 1400年前、聖徳太子によって開かれたと言われている房総の霊峰、鹿野山(かのうざん)。終戦間もない1946年の冬、孤独と絶望を胸に抱いたまま、一人の画家がこの山の頂に立った。画家はその美しく荘厳な風景に安らぎを覚える―― ...続きを見る |
2008/12/13 23:50 |
「横山大観、夜桜」(美の巨人たち/TV東京)
2008年4月5日に放映された「横山大観、夜桜」(美の巨人たち/TV東京)について。六曲一双の屏風絵である。 明治元年、横山大観は水戸藩主の子として生まれ、近代化が進む激動の日本と共に歩む。大観が目指したもの、それは日本画の革新だった―― ...続きを見る |
2008/12/12 23:50 |
「テオドール・ジェリコー、メデューズ号の筏」(美の巨人たち/TV東京)
2008年3月22日に放映された「テオドール・ジェリコー、メデューズ号の筏」(美の巨人たち/TV東京)について。 フランス西部、シャロント川の下流にひっそりと佇む小村ロシュフォールは、入り江にヨット・ハーバーが存在するだけの田舎町である。だが、かつてここはフランスで最も重要な町だった。海軍の前線基地だったからである。17世紀に建てられた巨大な兵器庫は当時最大のものであった。そこから船を出せば10分もしないうちに川幅は広がり、大西洋に出る。200年前、ここから旅立った船団が存在した。しかし―... ...続きを見る |
2008/12/11 23:50 |
「河鍋暁斎、大和美人図屏風」(美の巨人たち/TV東京)
2008年3月15日に放映された「河鍋暁斎、大和美人図屏風」(美の巨人たち/TV東京)について。 1831年、河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい)は下総国古河石町に生まれた。7歳で歌川国芳の画塾に入門し、11歳の時には狩野派に転じ、異例の早さで免許皆伝に至る。27歳にして独立し狂斎≠名乗った。数多の絵師が維新の動乱に巻き込まれて精彩を失っていく中、唯一気を吐いたのが狂斎である。世人は彼を画鬼≠ニ仇名した。 ...続きを見る |
2008/12/10 23:50 |
「ティツィアーノ・ヴェチェリオ、ウルビーノのビーナス」(美の巨人たち/TV東京)
2008年3月8日に放映された「ティツィアーノ・ヴェチェリオ、ウルビーノのビーナス」(美の巨人たち/TV東京)について。 人々は尊敬と畏怖の念を込めて、その男を画家の王≠ニ呼んだ。この世の全ての幸福を手に入れた男である。良き妻、財産、そして99歳と言われる長寿。彼に夢のような成功を与えたのがヴェネツィアであった。ルネサンス華やかなりし頃、この街で1538年に描かれた絵が今回の1枚である。 ...続きを見る |
2008/12/09 23:50 |
「ジャン・ミッシェル・バスキア、Untitled」(美の巨人たち/TV東京)
2008年2月23日に放映された「ジャン・ミッシェル・バスキア、Untitled」(美の巨人たち/TV東京)について。なお、Untitledとは命名しなかった絵画のことであり、特定の作品というわけではない。今回はそのアンタイトルの中から、バスキアが21歳の時のドローイングを紹介している。 バスキアは美術界の天才児として80年代に世界の最先端を走り続けた男であり、短い生涯を閉じるまでに数千枚に及ぶ作品を描き上げた。彼ほど認められた黒人アーティストはなく、ブラック・ピカソとも呼ばれていた―― ... ...続きを見る |
2008/12/08 23:50 |
「川端龍子、鳴門」(美の巨人たち/TV東京)
2008年2月16日に放映された「川端龍子、鳴門」(美の巨人たち/TV東京)について。 東京都大田区南馬込、かつて馬込村と呼ばれた静かな住宅街に、川端龍子(かわばた・りゅうし)の旧宅が残されている。邸内には、運良く戦災を免れたアトリエが今も建っている。中は板張りの床は60畳という広さであり、愛用の絵の具や筆も生前のまま揃えられている。異端の画家は、このアトリエから大画面の傑作を次々と世に送り出していった―― ...続きを見る |
2008/12/07 23:50 |
「ルイス・C・ティファニー、百合と林檎の花」(美の巨人たち/TV東京)
2008年2月9日に放映された「ルイス・コンフォート・ティファニー、百合と林檎の花」(美の巨人たち/TV東京)について。ステンドグラスである。 ニューヨーク、マンハッタン5番街57丁目の角にティファニー本店がある。創業者のチャールズ・ティファニー(1812〜1902年)は一代で莫大な財を成したが、彼の息子ルイス・コンフォートは跡を継ごうとはしなかった―― ...続きを見る |
2008/12/06 23:50 |
「長谷川利行、岸田国士像」(美の巨人たち/TV東京)
2008年2月2日に放映された「長谷川利行、岸田国士像」(美の巨人たち/TV東京)について。 東京の下町をこよなく愛した画家であった。今から80年ほど昔、いつも浅草近辺をボロ靴で歩き回り、絵をひたすら描いては描き捨て、最後は街角で埃まみれになって果てた男。それが長谷川利行(はせかわ・としゆき)、通称リコウ≠ナある。家も家族も持たず、金も無く、勿論アトリエも無し。そんなリコウには、1つだけ抜きん出た才能があった―― ...続きを見る |
2008/12/05 23:50 |
「ギュスターヴ・カイユボット、床を削る人々」(美の巨人たち/TV東京)
2008年1月26日に放映された「ギュスターヴ・カイユボット、床を削る人々」(美の巨人たち/TV東京)について。 カイユボットは近年まであまり知られていなかった画家である。また、画家であると同時に印象派のパトロンでもあり、なかなか世間には認められない彼らの絵を黙々と買い続けていた。「床を削る人々」(1875年)は、そんなカイユボットが印象派にのめり込み描いた1枚であった―― ...続きを見る |
2008/12/04 23:50 |
「宮川香山、渡蟹水盤」(美の巨人たち/TV東京)
2008年1月19日に放映された「宮川香山、渡蟹水盤」(美の巨人たち/TV東京)について。 宮川香山(こうざん・初代)は明治期に活躍した陶芸界の巨人である。1842年、京都東山の真葛ヶ原に生まれた。父の長造は京焼きの名工・青木木米(もくべい)の作陶を助ける傍ら、自らも真葛焼きを継承する陶工であった。代表作に、急須の蓋に蛙をあしらった「紫釉急須」などがある。陶器職人に囲まれて育った香山も、早くから突出した才能を発揮するようになった―― ...続きを見る |
2008/12/03 23:50 |
「パブロ・ピカソ、ゲルニカ」(美の巨人たち/TV東京)
2008年1月12日に放映された「パブロ・ピカソ、ゲルニカ」(美の巨人たち/TV東京)について。 初めて展示された時、高く評価した者は皆無に近かった。しかし70年余りが過ぎた今では、20世紀最大の傑作と呼ばれている。それが「ゲルニカ」(1937年)である。巨大なモノトーンの抽象画だが、テーマは『戦争』だった。それだけは間違いない。ではこの絵は一体何を表しており、何のために描かれたのだろうか―― ...続きを見る |
2008/12/02 23:50 |